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        2023年8月22日

        日本とアメリカ、それぞれのいいところを融合した独自デザインでラグジュアリーな空間を創り出す|INTERLACE DESIGN

        父の背中を見て育ち、自然と建築の世界へ


        ──初めに自己紹介とこれまでのご経歴について簡単にお話いただけますか。


        木田:
        INTERLACE DESIGNの木田佳仁と申します。北海道の大学で建築を学んだあと、東京やアメリカの事務所で経験を積み、2015年に独立しました。


        ──昔から建築士を目指されていたのですか?


        木田:
        そうですね。私の父も建築士をしていて、自然と志すようになったといいますか。小学校2年生で書いた七夕の短冊には「設計士になりたい」と書いていたそうです。父の場合はデザインというよりも、行政に関わる建物の設計や許認可業務をしていたので、私がしている仕事とは少し毛色が違うんですけどね。


        ──なるほど。父への憧れ、というのも強かったのでしょうか。


        木田:
        父への憧れというよりも、製図板で図面を描いている姿が格好よく見えていた、というのが正解かもしれません(笑)。当時はパソコンではなくアナログで一から図面を書く時代で、父が製図版に向き合っている姿が印象的でした。


        ──製図版で図面を描く姿というのは、大人から見てもどこか格好よく見えるものですよね。


        木田:
        不思議な魅力がありますよね。そういった作業をしている姿や、大工さんとともにマテリアルの確認をしている姿などを見ていると「建築士って面白そうだな」と自然と思うようになりました。

        建築士になる夢は幼い頃から高校生になるまでずっと変わらずで。高校生の頃には医師になりたいと思った時期もあったのですが、父と話し合い、建築士の道を選びました。

        ターニングポイントとなったのは、アメリカでの経験


        ──大学を卒業したあとは、東京にある事務所に就職されたとお話されていましたね。


        木田:
        ええ。「世界のタンゲ」こと丹下健三さんのもとで技術を学んだ4人のデザイナーが共同で設立されたアーキテクトファイブという事務所です。


        ──それはすごいですね!


        木田:
        代表4人にそれぞれのカラーがあり、とても面白い事務所でした。私が入社した時点では15人ほどの規模で、駅や公園といった比較的大規模な公共施設のプロジェクトが多かったですね。
        代表の4人は現在それぞれ別の道を歩まれていて、4人が共同代表を辞めるとなった際、私はその中の一人である城戸崎博孝先生を師事し、城戸崎建築研究室で働くこととなりました。
        そこでは建築の基礎を学ばせていただいて。また、城戸崎先生はイギリスに留学されていた経験があり、裕福なご家庭の出身ということもあって、英語を話せるんです。そのため、外国籍のクライアントも多く、私が最初に担当したのはイギリス人の資産家の(以下、Aさん)でした。実は、アメリカへ行くことにしたのは、Aさんとの出会いがきっかけなんですよ。


        ──きっかけ、というと?


        木田:
        Aさんの邸宅はNY出身のインテリアデザイナーPeter Carlsonがインテリアデザインをしており、私はコーディネートの役割も兼ねてプロジェクトに参加しておりました。
        そこから数年後、Peterの友人の事務所であるID GROUP が関西で仕事している時に、コーディネートできる人をちょうど探していたそうで、私に声がかかったんですよ。そして、代表のJEFF VANCEから「ロサンゼルスに一緒に来ないか」とスカウトを受けました。その時点で私は城戸崎建築研究室に10年間在籍していて、次のステップに移りたいなという気持ちもあったため、2010年からアメリカの事務所で働くことにしたのです。


        ──アメリカと日本では、違うところも多かったのでは。


        木田:
        そうですね。物件の規模も違いますし、カルチャーや考え方、価値観も違います。当時のBOSSであるJEFFからは本当に多くのことを学びました。
        例えば、日本の住宅のデザインを考える際には、商業建築とは全く異なる考え方をするんですが、アメリカは商業建築のような要素を住宅に取り入れる傾向があるんですよ。
        シアタールームを持っている方の自宅に遊びに行った際には、再現度の高さに驚きました。シアタールームというと一般的なソファーが並んでいることが多いと思うのですが、そこには映画館にあるようなポップコーンが入れられるホルダーつきの椅子が用意されていて(笑)。映画のグッズを並べるためのショーケースや売店で買うドリンク用のカップもありました。また、部屋の中が寒かったんですよ。家主に「なぜ部屋の中がこんなに寒いの?」と尋ねると、「映画館の中は寒いものだから」と返ってきて。インテリアだけでなく部屋の温度まで再現するのか、と感動しました。


        ──日本の場合、そこまでディティールにこだわって再現するケースは少ないような気がしますね。


        木田:
        そもそも土地の広さも違いますし、住宅に求めているものが違うのかもしれませんね。日本では考えられないようなものをつくることができたのは、とても貴重な経験だったと思います。


        ──アメリカでの経験は、木田さんにとってのターニングポイントだったのですね。


        木田:
        そうですね。シェフの松久信幸さんと出会ったのもアメリカです。松久さんには、クライアントとしてだけでなく、メンターのような存在としても大変お世話になっているんですよ。彼のレストランを担当したご縁から、レストランやバーを担当することが増えましたし、アメリカで働いたことで、私のキャリアにも大きな変化がありました。


        ──独立されたのは、帰国後ですよね?


        木田:
        ええ。アメリカで3年ほど働いたあとに帰国して独立し、2015年にINTERLACE DESIGNを立ち上げました。

        時代を問わない美しさで、長く愛されるデザインを


        ──現在は主にレストランやバーといった物件が多いのですか?


        木田:
        4割がレストランなどの商業建築、6割が住宅・別荘といったイメージですね。クライアントのプライバシーの関係もあり、サイトに載せているのはごく一部ですが、さまざまな物件を担当させていただいています。

        ──なるほど。デザインをするときに心がけていることがあればお話いただきたいです。


        木田:
        意識しているのは、日本とアメリカ、住宅とレストラン、それぞれのいいところを融合させたデザインですね。

        レストランの場合、住宅の要素を少し取り入れるようにしています。それによって、洗練されているけれども堅苦しくなく、どこか落ち着けるような空間に仕上がるんです。住宅でも、商業建築のような要素を少し取り入れることで、セクシーでラグジュアリーなデザインができあがります。

        どちらにも共通するのは「少し取り入れる」というのが重要だということです。あまりにも異なる要素を取り入れすぎると、居心地の悪いデザインになってしまう。さじ加減によって、クオリティが変わってくるんです。

        ──さまざまな経験をしてきた木田さんだからこそ、居心地のいい空間デザインを生み出す、独自のさじ加減を習得されているのだろうなと思いました。

        木田:そう言っていただけると嬉しいです。それぞれに良さがありますし、これからもさまざまな領域のいいところが融合したデザインをつくっていきたいですね。

        ──ちなみに、木田さんは海外のレストランを担当されることも多いと思います。その場合はどのようなことを意識されているのですか?

        木田:日本食レストランをデザインする時でいうと、日本のデザインを押し通さないようにしています。国内にある日本料理店と同じ感覚で設計してしまうと、どこかズレたデザインになってしまうからです。そのため、現地の状況やその国のカルチャーなどを考慮しつつ、日本の要素を取り入れるようにしていますね。

        ──なるほど。さまざまな物件がある中で、木田さんはクラシックなデザインがお好きなのかなと個人的には思ったのですが、いかがでしょう?


        木田さん:
        そうですね。城戸崎先生の影響も大きいですし、アメリカでの経験も関係しているかもしれません。ロサンゼルスで担当した物件の多くは、時代が変わっても残るような「タイムレス」なデザインが求められます。そのため、私も見た目の美しさだけでなく、品質や機能性も重要視してデザインするようになりました。

        また、私のクライアントは必要以上に装飾するような「too much」なデザインは好まれない方がほとんどで、見えないところを重視されることが多いんです。デザインを設計する際には、煌びやかに装飾するのではなく、美しくみせるための設計を心がけています。マテリアルにもこだわっていて、見た目の美しさと機能美、品質の高さが揃っているものを選ぶようにしています。

        サンプルだけでは誤った判断も?正しい選択をするためのポイント


        ──マテリアルにもこだわっているというお話がありましたね。クライアント自身もこだわりのある方が多いのでしょうか。

        木田:ええ。オーダーメイドに近いものもあります。自分の理想がはっきりとされている方が多くて、「あのレストランで使われている石」「前の家でも使っていたマテリアル」など、細かく指定されることも珍しくありません。

        最終的には、クライアントの希望に近いサンプルを3個ほど取り寄せて、選んでもらうようにしています。ただ、1点注意したいのが、サンプルだけだと判断を誤ることが多いんですよ。

        ──判断を誤るというのは、サンプルから想像する仕上がりのイメージと実際の出来上がりが異なるということですか?

        木田:そうです。例えば、木材や石にしても、もともとの素材によって模様や色の出方は変わってきますよね。そうすると、小さいサンプルを見ただけでは判断が難しいでしょう。人工のものを使った単色のマテリアルだと、そこまで大きな変化はないんですけどね。天然素材だとそうはいきません。特に注意が必要なのが木と石です。木の場合は一畳分の大きさで販売されていることが多いので、それを取り寄せますし、石であれば、40インチのテレビほどの大きさで確認してもらうようにしています。

        ──最初から大きいものを取り寄せるのですか?

        木田:いいえ。先ほどお話ししたように、最初の段階では小さいサンプルを3個ほど取り寄せて、その中から希望に近いものを選んでいただいています。そこで候補が絞れたら、大きなものを取り寄せるようにしていますね。もし実際に使われている建物があれば、クライアントとその現場を訪れることもあります。

        ──マテリアルを選ぶ際はどのようにして選んでいるのですか?

        木田:マテリアルを扱っているメーカーに直接問い合わせることもありますし、メーカーのショールームに行って選ぶこともあります。石の場合は取り扱っている企業自体が多い訳ではないので、直接問い合わせますね。木の場合は、付き合いの長い家具メーカーに相談することが多いです。

        ──なるほど。こだわりの強いクライアントが多い分、マテリアル選びも大変なのではないかと思います。新しいマテリアルの情報は、どのように収集されているのですか?

        木田:レストランに行った時に気になったマテリアルがあれば、雑誌で調べたり、知り合いのメーカー担当者に聞いてみたりしますね。やっぱり、自分の目で見るというのが大事だと思うので。

        あとは、あるものの中から調査するのではなく、自分が望む表現に合うようなマテリアルがないか、さまざまなワードでネット上の情報を検索したり、メーカーに相談したりすることもあります。

        「昔はすごかった」で終わらせず、国内業界の技術力を底上げしたい


        ──木田さんはアメリカにいる時に、Material Bank®をご利用いただいていたそうですね。使ってみた感想などがあればお話しいただけますか。


        木田:
        さまざまなメーカーのマテリアルを比較できるのは嬉しいです。通常は過去の案件で出会ったメーカーの中から選びがちですし、こういったサービスがなければ枝葉が伸びていかないので。使い慣れたものに目がいきがちですが、いいマテリアルと出会うためにも、横並びで比較できるのはとてもいいことだと思います。

        また、案件情報をメーカーに一括でお渡しできるというのも嬉しいですね。本来は住所や名称をメーカーごとに伝える必要があり、手間がかかっていましたから。


        ──反対に「こういったサービスがあると良さそう」という希望はありますか?


        木田:
        置き配システムがあると嬉しいですね。例えば近くのロッカーに置いておくとか。そのほかは、素晴らしいシステムだと思います。


        ──ありがとうございます。最後に、読者に向けてメッセージをいただけますか。


        木田:
        海外の物件を多く担当する中で「日本のマテリアルが負けている」と感じることが少なくありません。伝統工芸などの需要は海外でも根強い人気がありますし、技術力は優れているとはいえ、国内建材は一般的には海外に遅れをとっていると思います。

        海外だと「こんなフローリングを使うのか」とか「こんなことができるんだ」と、驚くことが多いんです。昔は日本の技術やマテリアルがすごいと言われていましたが、海外はどんどんレベルを上げています。

        海外のマテリアルを検索すると、知らない素材や使い方を知ることができるので、非常に面白いですよ。今は翻訳ツールなども充実していますし、情報を取得しやすくなりましたよね。もし関心があれば、ぜひ海外のマテリアルについて調べてみてはいかがでしょうか。海外の情報に触れることで、日本のいいところ、改善した方がいいところが見えてくると思います。


        ──日本の建築業界及びマテリアル業界の更なる発展に、Material Bank® Japanとしても貢献していければと思います。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

        INTERLACE DESIGN (インターレースデザイン)
        アーキテクトファイブ、城戸崎建築研究室 ID Group(ロサンゼルス)勤務を歴て 2015年 一級建築士事務所 INTERLACE DESIGN 設立。国内、海外のレストラン、高級住宅、別荘のインテリアデザイン、設計監理を主業務とする。
        INTERLACE DESIGNホームページ
        木田 佳仁/代表社員
        主な実績(INTERLACE DESIGNホームページより)
        COMMERCIAL
        LUXURY HOME
        PROJECT

        ※ 本記事は、Material Bank® Japanのコーポレートページにも掲載しております。